🔄 最終更新日 2024年2月9日 by takara_semi
そういえば最近
「世界を救うような科学者になるためには?」
どうすればいいか考えてたんだ。教えてマスター!!
ふむふむ。。なるほど。。
「世界を救うような科学者になるためには?」
ですか。。それはつまり、こういうことを知りたいんですね。
世界を救うような科学者になるためには、以下のようなステップがあるかもしれません。
科学的な知識とスキルの取得:世界を救うためには、問題を正確に理解し、解決策を見つけるために必要な科学的知識とスキルを身につける必要があります。このためには、科学に関する高度な学位や認定資格を取得することが必要です。
問題に集中する:救う必要のある問題に焦点を当て、その問題を理解するために時間をかけることが重要です。このためには、文献調査や実験、フィールドワークなど、様々な方法を使って問題を調べ、理解することが必要です。
コミュニケーション能力の向上:世界を救うためには、科学者が持つ知識を広く伝え、共有することが必要です。コミュニケーション能力を高め、科学的知見を一般の人々に伝えることが重要です。
他の分野との連携:問題を解決するためには、科学者だけでなく、他の分野の専門家との連携が必要になる場合があります。例えば、政治家、経済学者、社会学者、環境保護活動家など、多様な分野の専門家と協力することが必要です。
継続的な学習:科学の分野は常に進歩しており、新しい知見が発見され続けています。そのため、継続的な学習が必要です。新しい研究を追跡し、最新の科学的知見を維持することが重要です。
これらのステップを踏んで、世界を救うような科学者になることができます。ただし、それには努力と忍耐が必要です。
といったところでしょうか。
なるほど!マスターはなんでも知ってるね!ありがとう!
んー。。マスターの言ってることは本当かな?論拠も証拠も不明な部分が多いし。。。シンジ君はいつも、マスターの言うことを鵜呑みにするよね。マスターの言う情報は大丈夫かもしれないけど、場合によっては、悪意のある情報にだまされたり、間違った情報におびやかされたりすることだって、あるんだよ!気を付けてね!
くー。。。ぐうの音も出ない。。そうなんだよな。最近、自分でもよく分かってない情報を、そのまま自分の考えみたいに話したり、信じたり、発信したり。。。とか、そんなことはいいんだ!!じゃあどうすればいいの?
そうねえ。。まずは「文献や、確かな機関で発信された情報」を確認するのが良いかしら。学術論文(Googleスカラーなどが活用可能)、文献(図書館、電子図書館の活用)、信頼できる機関の発信(教育機関や行政機関、研究機関、企業など)なんかは、信頼できる、強いエビデンスになるし、個人の発信であっても、優良な機関などに属する人や著名人の発信は、参考意見にはなるよね!
そもそも人工知能(AI)は自分の知識が正しいかどうかに関わらず「自信満々にそれらしく」答えてくれるから、要注意だよ!
人工知能(AI)に限らず、ネットニュースやTwitterなどのSNSをはじめ、現実世界での噂話、ゴシップなんかも、そのまま信じるのではなく、一度自分で調べて、考えて、納得できるものかどうかを確かめるようにしよう。まあ、興味がない話なら、そもそも気にしないという手もあるね!!
りてらし子さんのことは信じてるよ!とても勉強になったよ!ありがとう!!マスターの意見はそれとして(AIならこう答えるんだってこととして)、やっぱり、自分たちで考えてみるね!!
【シンジ君がみんなと話し合ったまとめ】
科学技術は何処へ行くのだろうか。
限られた地球の枠組みの中、人類はいかに存続するか。世界規模での問題解決のために科学者はどうあるべきか。
そのキーワードとして「独創性」と「知の統合」がある。分野・領域によって分断された分散型教育からの脱却および、高次な頭脳循環による集団知の形成が必要だ。
最も重要な論点は「無知の知の重要性」にある。科学者は謙虚でなくてはならない。いたずらな過信ではなく,各国の文化背景や,世界の科学技術の歩みを踏まえ,自身の志す研究はその流れの中の極一部であるという気持ちを忘れず,謙虚にあるべきである。こうした,常に己を省みる謙虚さが,人徳や人望につながり,「優れた研究者の心」の一端を形作っているのであろう.
科学者は,世界がこれまで目を背けてきた大規模な課題解決に励む必要がある.その実現には,分野や領域にとらわれない頭脳の循環,および知の統合が必須である。
思考・行動が均質化された現代社会において,「異」を受け入れること,および自身が「異」となることは非常に困難である。しかし,謙虚な姿勢で「異」を受け入れ,積極的に関わりを持つことは,自身の創造性を触発し,他人と違う目で世の中を見るきっかけとなる.
そうした多面的な視点を持って「あるべき社会」を眺めることで,時代が必要とする知を見極め,世界規模の問題解決にも貢献し得る科学者となれるのであろう.
<参考文献>
[1] 内田麻理香, “面白すぎる天才科学者たち 世界を変えた偉人たちの生き様”,講談社(2016).
[1] 内田麻理香, “面白すぎる天才科学者たち 世界を変えた偉人たちの生き様”,講談社(2016).
問題・課題に対する回答は無数にあります。シンジ君たちの考えも、マスターの考えも、その正しさはさておき、一つの主張であり、意見です。自分なりの意見を持つことや、他人の意見をサポートすることは勿論、与えられた情報の真偽を判断できることも、素晴らしい能力で、これから求められる力でもあります。皆さんも、気軽にコメントなどから議論に参加してみて下さいね。